静岡県型聴覚障害児療育モデル施設視察
2026年3月2日
2026年2月5日、静岡県立総合病院 先端医学棟5階において、人工内耳を装用した聴覚障害児に対する治療および療育の体制整備について現地視察を行いました。
当日は、センター長より治療と教育支援の現状についてご説明をいただき、療育体制の具体的な取り組みについては主任言語聴覚士より講義を拝聴しました。医療と療育が連携し、早期発見から手術、術後のリハビリ、言語習得支援までを一体的に支える体制づくりが進められていることを学びました。
現在、日本版言語療育パイロットプログラムの作成が始まり、1年が経過しています。標準化された療育モデルを確立することで、地域差のない支援体制を構築することが期待されています。
一方で、静岡県においても新生児聴覚スクリーニングの受診率向上や、早期発見後の療育機関への円滑な接続、専門人材(言語聴覚士等)の確保、保護者への継続的支援体制の充実など、依然として課題があります。特に、診断から療育開始までのタイムラグをいかに短縮するかは重要なテーマです。
難聴は早期発見・早期療育により、言語発達への影響を最小限に抑えることが可能とされています。静岡県モデルを確立し、県内はもとより全国へと展開できる体制を整えることが、将来世代への大きな責任であると感じました。
すべての子どもたちが、聞こえの課題によって可能性を制限されることのない社会の実現に向け、医療現場と教育現場が一体となった療育体制のさらなる整備を進めてまいります。



