平成18年2月定例会(第5日目)(2)

2006年3月7日

質問内容

<代表質問>政令指定都市としての出発の年、これからの市政について会派を代表して質問(2)

◯12番(佐地茂人君) 御答弁いただきまして、ありがとうございました。
次に、子を産み、育てやすいまち・健康で生きがいを持ったまちづくりについて質問いたします。
初めは、18年度予算編成における3つの柱の中でも最も大きな1つであります子育て支援策についてであります。
小嶋市長は、市内や海外においても、子供がいるとすぐに歩み寄り、話しかけたり抱きかかえたりと、私以上に子煩悩であることがうかがわれ、大変うれしく思います。
未来を支える子供たちの健全な成長のための予算が18年度予算では突出しています。市長の子供への思いと保護者へのメッセージをお聞かせください。
17年度中には会派の中でも、また常任委員会、特別委員会の多くの場で子育て支援策について議論がされました。特に、児童クラブの整備に関しては、予想以上の市民からの反響を感じております。
児童クラブの整備についてお伺いいたします。
3カ年で39カ所整備するとお聞きしますが、どういう順位づけで整備していきますか、お答えください。
3年間の整備でどの程度の受け入れ増が見込めますか。また、18年度の整備についてはいかがでしょうか、お答えください。
18年度に予算がつくわけでありますが、小学校は4月から新年度を迎えます。保護者や児童からは、いつから入会できるのか問い合わせが多くありますが、18年度に整備するクラブでは、いつごろから入会できるようになりますか、お答えください。
また、今回の計画は3年間の期間であります。そして、保護者からは、安心・安全の確保のため、4年生以上の入会申し込みの希望もあります。これについては、どこまでやればいいかという議論も行っておりませんが、3カ年計画以降についてと、児童クラブの対象学年については、今後どこまで考えていきますか、お答えください。
保育所入所定員拡大と特別保育事業の拡大についてお伺いいたします。
保育所の入所希望は社会情勢により、年々増加をしております。年度途中に待機児が増加することを解決することは難しい課題であります。現場の先生方も大変な苦労をしています。こうした中、18年度は多くのお金を投じて定員拡大を図ることは保護者にとってもありがたいことであります。
6点の質問をいたします。
どの保育所の入所定員をどれだけ拡大しますか。平成19年度以降の入所定員拡大についてはどのぐらいの規模を考えていますか。特別保育事業の拡大はどの保育所のどの事業についてどれだけ拡大しますか。また、平成19年度以降についてはどのようにお考えですか。企業内託児所の充実、拡大に向け、企業への働きかけはどのようなことを行っていますか。待機となった子供と年度途中から入所を希望する子供たちへの対応はどのように考えていますか。区ごとにおける入所希望数の変化をどのようにとらえていますか、お答えください。
我が会派の要望として、新たな事業の取り組みとしては、つどいの広場事業をお願いしてまいりました。今回、1カ所ではありますが、中心市街地付近に事業決定がしたとお聞きしております。
このつどいの広場事業についてお伺いしますが、事業の準備状況、実施団体との調整はどのような状況ですか、お答えください。
教育分野ではありますが、子育て支援策の1つとして、スクールカウンセリング事業の拡大が上げられております。我が会派としても、勉強会を重ね、非行の低年齢化や保護者の不安解消として、スクールカウンセリングの重要性を認識してきました。また、現場においては、カウンセリングを行う先生たちが短い時間を有効に活用するために、大変な御苦労をしてきたことも承知しております。
今回、要望がかない、事業の拡大を行うわけですが、スクールカウンセリング事業の拡充によって、どのような効果が期待されますか。また、事業の拡大に当たり、小学校でのカウンセリング事業が実施されることになりますが、小学校でのスクールカウンセリング事業を推進するに当たり、どのような点に留意しますか、お答えください。
母子家庭等就業自立支援センター事業についてお伺いいたします。
国の法改正により、児童扶養手当の削減が本格実施されようとしております。昨年度の議会で意見書を提出したところでもありますが、今後は働くお母さんが象学年については、今後どこまで考えていきますか、お答えください。
保育所入所定員拡大と特別保育事業の拡大についてお伺いいたします。
保育所の入所希望は社会情勢により、年々増加をしております。年度途中に待機児が増加することを解決することは難しい課題であります。現場の先生方も大変な苦労をしています。こうした中、18年度は多くのお金を投じて定員拡大を図ることは保護者にとってもありがたいことであります。
6点の質問をいたします。
どの保育所の入所定員をどれだけ拡大しますか。平成19年度以降の入所定員拡大についてはどのぐらいの規模を考えていますか。特別保育事業の拡大はどの保育所のどの事業についてどれだけ拡大しますか。また、平成19年度以降についてはどのようにお考えですか。企業内託児所の充実、拡大に向け、企業への働きかけはどのようなことを行っていますか。待機となった子供と年度途中から入所を希望する子供たちへの対応はどのように考えていますか。区ごとにおける入所希望数の変化をどのようにとらえていますか、お答えください。
我が会派の要望として、新たな事業の取り組みとしては、つどいの広場事業をお願いしてまいりました。今回、1カ所ではありますが、中心市街地付近に事業決定がしたとお聞きしております。
このつどいの広場事業についてお伺いしますが、事業の準備状況、実施団体との調整はどのような状況ですか、お答えください。
教育分野ではありますが、子育て支援策の1つとして、スクールカウンセリング事業の拡大が上げられております。我が会派としても、勉強会を重ね、非行の低年齢化や保護者の不安解消として、スクールカウンセリングの重要性を認識してきました。また、現場においては、カウンセリングを行う先生たちが短い時間を有効に活用するために、大変な御苦労をしてきたことも承知しております。
今回、要望がかない、事業の拡大を行うわけですが、スクールカウンセリング事業の拡充によって、どのような効果が期待されますか。また、事業の拡大に当たり、小学校でのカウンセリング事業が実施されることになりますが、小学校でのスクールカウンセリング事業を推進するに当たり、どのような点に留意しますか、お答えください。
母子家庭等就業自立支援センター事業についてお伺いいたします。
国の法改正により、児童扶養手当の削減が本格実施されようとしております。昨年度の議会で意見書を提出したところでもありますが、今後は働くお母さんが自立するための支援策として、就業支援が求められます。これは、母子家庭だけではなく、子育て後の再就職を希望している女性や共稼ぎの女性についても、今後は力を入れていくべきものではないでしょうか。
今回は母子家庭の自立支援についてお伺いいたしますが、この母子家庭等就業自立支援センター事業の内容についてお答えください。また、どのような効果が期待されますか。
続いて、健診未受診児訪問事業についてお伺いいたします。
健診未受診児訪問事業を拡大する効果と現在の様子についてお答えください。
次に、ねんりんピックの開催についてお伺いいたします。
静岡で行われる種目の準備も着実に進んでいると思いますが、このような機会にぜひとも静岡市の宣伝や、もてなす気持ちを大いに発揮し、静岡の開催が思い出に残るような成功を期待しております。
ねんりんピック静岡2006の開催に当たり、本市ではどのような取り組みを行っていきますか、お答えください。
次に、静岡病院の新東館建設事業についてであります。
いよいよ18年度からは本格的な建設工事に着手していくこととなるわけですが、診療報酬の改定や医師不足など、厳しい環境のもと既存の施設で診療を継続しながら同敷地内での建設工事を進めていくということで、さまざまな御苦労をされているのではないかと推察いたします。
このような状況の中、新病院はどのような機能、特色を持つ病院を目指しているのか、お聞かせいただきたいと思います。
介護保険制度の見直しについて質問いたします。
今回が2回目の見直しとなります。見直しの特徴としては、介護予防と地域を区ごとに分け、地域単位を中心としたサービスに力を入れていくことが上げられます。
このことを中心に、5点の質問をさせていただきます。
介護保険料が月額3,600円になるとお聞きしておりますが、大幅な増額になった理由についてお答えください。
また、料金改定について、市民への説明が重要になりますが、どのように行っていく予定ですか。
2点目として、新たに創設される小規模多機能型居宅介護等の地域密着型サービスの整備状況はどのようになっておりますか。
3点目、地域包括支援センターを委託する法人は、どのような基準で選定しましたか。
4点目、地域包括支援センターの公平、中立性はどのように確保されますか。
最後に、療養型病床群についての取り扱いが大きく変わりますが、介護保険制度に与える影響はどのように考えていますか、お答えください。
障害者自立支援法への取り組み及び小規模授産所についてお伺いいたします。
障害者自立支援法による総合的な自立支援システムは、大きく自立支援給付と地域生活支援事業の2つで構成されることになっています。自立支援給付については、介護保険制度に似た仕組みとなっていくわけでありますが、この改正によって、障害程度区分を判定する市町村審査会が必要となります。
そこでお伺いいたしますが、本市では、障害程度区分判定に非常に重要な役割を果たす審査会に、保健福祉の専門家や障害当事者を含め、どのような人に委員を依頼し、またどのように審査会が運営されていくのかについてお伺いいたします。
また、総合的な自立支援システムのもう一方の柱であります地域生活支援事業について、国は小規模授産所等を地域活動支援センターに移行することを示しているようですが、こうした動きに対して、当局は小規模授産所の今後のあり方や運営について、どのようなお考えをお持ちでしょうか、お答えください。
次に、児童クラブの支援についてお伺いいたします。
昨年度、敬老祝い金の事業の変更を行い、祝い金のお金を一部老人クラブの補助金として充てました。健康で生きがいを持った高齢者がますますふえていくことは大変喜ばしいことであります。
しかしながら、現状は厳しく、会員の高齢化や会員の減少により、思うように機能できないような状況も見受けられます。
そこでお伺いいたしますが、健康で生きがいを持ったまちづくりの一つとして高齢者への支援がありますが、老人クラブへの支援についてはどのように取り組んでいきますか、お答えください。
心豊かな人を育み、しずおか文化を創造するまちづくりについて質問いたします。
学習施設等の設備であります。
仮称美和地区複合施設整備事業についてお伺いいたします。
議会において、平成16年9月定例会にて、旧美和村地区の総合整備計画促進について、請願の採択をいたしました。今回、整備計画が行われることはありがたく思っております。
美和地区の施設整備を早期に着手することになった経過はどのようなことによるものでありますか。また、その施設の規模、対象人口、機能、計画年度はどのようになっていますか。また、それ以外の平成18年度における公民館の整備計画についてはどのようになっていますか、お答えください。
蒲原地区事業については、仮称蒲原市民センター建設事業についてでありますが、この事業に係る基本構想策定が第1次総合計画に位置づけられた経緯についてお答えください。
また、平成18年度の基本構想策定に向けて、本年度における取り組み状況はどのようになっておりますか、お答えください。
給食センターの整備について質問します。
先月、清水地区学校給食検討委員会からの提言書が提出されました。提言書では、清水区においてもセンター方式による体制について視野に入れていくという大きな方針転換が述べられております。これにより、静岡市全域での小中学校給食センターの整備を考えることになります。
初めに、静岡市の給食センターの整備状況についてお伺いします。
仮称第5学校給食センターの進捗状況はどうなっていますか。第1次総合計画においては、次に南部学校給食センターの建てかえについて考えていくことになるとは思いますが、今後どのように取り組んでいきますか、お答えください。
清水区についてでありますが、清水地区学校給食検討委員会の提言を踏まえ、今後、市全体の整備計画をどのように考えていきますか、御答弁をお願いいたします。
次に、仮称静岡市立美術館の整備についてお伺いします。
この事業につきましては、唐突に出てきたとの印象があります。総合計画、その他の本市のどの計画におきましても記載されていない事業であります。なぜ今、市立美術館を整備することになったのでしょうか。また、どのような美術館を目指しているのでしょうか、お答えください。
整備するからには、満を持して実施してほしいとは思いますが、政令市にふさわしく、集客ができるような美術館が望まれます。施設の概要、規模、運営等についてはどのようにお考えですか、お答えください。
続いて、サッカーのまち静岡づくりについてお伺いいたします。
近年、高校選手権、Jリーグのエスパルスの成績を見ると、非常に寂しい気持ちになり、残念であります。一体、サッカーのまち静岡はどこに行ってしまったのでしょうか。今ならまだ悔しいという気持ちが残っており、持っておりますので、今ならまだ立ち直ることができるのではないかと心から思う次第です。
サッカーのまち静岡としての意識を高めるための取り組みについて、どのように行っていきますか、お答えください。
日本平スタジアムの大型映像装置導入についてお伺いいたします。
設置をすることになった経緯についてお答えください。
設置後の集客力をどう向上させていきますか。試合等がない場合等の活用方法については、どのようなことをお考えですか、お答えください。
日本平動物園の整備計画についてお伺いいたします。
今議会において、遊具料金を50円から100円に値上げすることが上げられています。また、今後、日本平動物園サポーター制度の導入も行うようであります。日本平動物園の入園者数が減少している背景があるからでしょうか。
全盛期の入園数と比べ、現在の状況はどのようになっていますか、お答えください。
動物園の運営については、御努力をされていくようでありますが、施設についてはどうなっていくのでしょうか。平成18年度の整備計画についてお伺いいたします。
展望園地整備に至る経過についてお答えください。
整備内容と今後の取り組みについてはどのようになっていきますか、お答えください。
長くなって、皆さんも大変でございましたが、今年度、18年度の予算のことにつきまして、以上で私の代表質問を終了させていただきたいと思います。
いい勉強になりました。本当にありがとうございました。

42 : ◯市長(小嶋善吉君)
◯市長(小嶋善吉君) お答えをいたしますが、私からは、市長の子供への思いと保護者へのメッセージという御質問でありますが、いい質問ですよね。
御存じのように、私は子供が好きで、たまに幼稚園とか保育園に立ち寄るのが好きです。それで、小学校にも立ち寄りたいんですけど、授業の邪魔をしてはいかんもんですから、遠慮をしています。あと、ファミリーサポートセンターへ寄るとか、そういうところで子供を見ていると、ストレスが解消されるといいますか、楽しいひとときを過ごすことがたまにあります。
いずれにしても、私自身子供は大好きでありまして、子供たちの屈託のない、また包がないこう純粋な顔を見ていますと、何かこう気持ちが洗われるというか、勇気づけられる思いがいたします。
そして、本市行政におきましても、少子高齢化が進む中、静岡市がこれからも社会としての活力を維持し、さらなる発展を遂げるには、将来を担う次世代の育成、健全育成が重要な課題であると認識をしており、平成18年度予算編成におきましても、若い世代が安心をして子育てできる環境の整備を最重点課題と位置づけてまいりました。
本市としましても、静岡市は子供を大切にしますという「静岡市子どもプラン」の理念に基づき、地域や保護者の皆さんと一体となり、子供を安心して産み育てることができ、また子供たち自身も輝きながら生き生きと心豊かに育つことができるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
佐地議員におかれましては、子宝にたくさん恵まれておられますので、ひとつ愛情を込めて、心豊かな、そして感受性豊かな子供を育てていただきたいと期待しております。
以上です。
43 : ◯保健福祉局長(山川俊博君)
◯保健福祉局長(山川俊博君) お答えをいたします。
初めに、児童クラブに関しましての御質問ですが、3カ年で39カ所を整備するけれども、その順位づけについてはどうかという御質問ですが、緊急3カ年整備計画におけます整備順位は、基本的には既存のクラブについては、待機児童が多く、緊急性の高いクラブから、また新設のクラブについては、入会希望者が多く見込まれる学校などから整備することといたしました。さらには、校舎の耐震工事などが予定されている学校については、その施行時期との関係にも配慮し、整備年度を決定いたしました。
次に、3カ年整備でどの程度の受け入れ増が見込まれるのか、また、18年度はどうかということですが、現在の児童クラブの受け入れ可能数は2,400人程度でありますが、3カ年整備後の受け入れ児童数は約3,800人を見込んでおり、現状と比較し、約1,400人の増加となります。このうち18年度では、16カ所の整備を行うことで、約600人の定員増を見込んでおります。
次に、18年度に整備するクラブはいつから入会できるのかということでございますが、例年に比較いたしまして、18年度は整備箇所数も非常に多く、また整備に日時を要するクラブもございますが、緊急対策として実施する事業でありますので、できるだけ早期に入会できるよう努力してまいります。
次に、3カ年の計画年度以降、児童クラブの対象学年をどこまで考えていくのかということですが、新年度から緊急3カ年整備計画として、3年生までで希望する児童はすべて受け入れることができるよう整備に着手していこうとしているところでございまして、その後については、利用状況などを見て検討をしてまいりたいと考えております。4年生以上の入会希望者については、これまでどおり、施設に余裕がある場合は受け入れていきたいと考えております。
次に、保育所についての御質問ですが、どの保育所の入所定員をどれだけ拡大するのかということですが、平成18年4月1日における入所定員は、公立では登呂保育園で15人拡大するほか、中田保育園、中村町保育園、富士見台保育園、東新田保育園、高松保育園及び清水飯田南保育園でそれぞれ10人、また飯田北保育園で5人拡大をいたします。また、私立においては、賤機保育園で20人、ゆりかご保育園で5人の拡大をお願いいたしまして、全体で105人の定員拡大をしてまいります。
次に、19年度以降の入所定員拡大については、どのくらいの規模を考えているかということでございますが、ここ数年の入所者数の推移を見ますと、毎年100人程度の増加をしておりますので、まだしばらくは同様の傾向が続くものと考えております。入所定員拡大のためには、施設の効率的な活用を検討するほか、18年10月からスタートする「認定こども園制度」も研究してまいりたいと考えております。
次に、特別保育事業の拡大はどの保育園でどの事業にどれだけ拡大するのか、また19年度以降はどうかということですが、特別保育事業のうち、延長保育の実施を丸子保育園、清水辻保育園、清水飯田南保育園の3園で、また一時保育事業については、中村町保育園と清水飯田北保育園の2園で新たに実施をいたします。
19年度以降につきましても、ニーズの的確な把握と適切な対応に努めてまいりたいと考えております。
次に、企業内託児所の充実拡大に向け、企業への働きかけはどうかということでございますが、現在、市としては特に積極的な働きかけはしておりませんが、企業内託児所の設置やあり方についての相談、問い合わせは複数の企業からあり、国の補助制度などを御案内しているところでございます。
次に、保育所の待機となった方、あるいは年度途中入所を希望する人たちへの対応でございますが、待機者及び途中入所希望者には、入所定員の弾力的運用を行うほか、保護者の意向を伺いながら、定員に余裕のある保育所を案内してまいります。
次に、区ごとにおける入所希望数の変化をどうとらえているかということでございますが、各区における現在の新年度入所申し込み状況は、昨年の申し込みと比較いたしますと、葵区では93人増、駿河区では227人増、清水区では28人減少しており、特に駿河区で増加がしております。
次に、つどいの広場事業につきまして、事業の準備状況、実施団体との調整の状況でございますが、企業組合あおぞらキンダーガーデンが平成14年12月から駿河区南町で実施している子育て支援事業について、当団体から補助要望があり、事業内容等を調査したところ、市といたしましても、事業の継続が望ましいと判断し、つどいの広場事業として、新たに補助をするものでございます。
次に、母子家庭等就業自立支援センターについての御質問ですが、事業内容とどのような効果があるのかということですが、本事業は、母子家庭などの自立促進と生活の安定を図るため、本年4月、JR静岡駅南口の中部県民生活センター内に相談窓口を開設し、無料の職業紹介や就職相談、さらには就業情報の提供や就業に必要な各種技能講習の実施のほか、弁護士による養育費などに関する特別相談などの事業を行うことを予定しております。
これらの事業を実施することで、より多くの母子家庭の経済的自立に寄与できるものと考えております。
次に、健診未受診児訪問事業を拡大する効果と現在の状況ですが、乳幼児につきましては、新生児訪問から3歳児健診まで、各種健診などを実施しております。このうち、未受診児のいる家庭については、各保健福祉センターの保健師が各家庭を訪問し、把握に努めておりますが、各健診において約3%の親子との接触が困難となっております。特に、生後6カ月までの乳児健診などを受けない家庭における育児や健康面などの問題を早期に把握する必要があるため、訪問調査を強化し、健やかな子育て支援につなげていきたいと考えております。
次に、「ねんりんピック静岡2006」の開催に当たり、どう取り組みを行っていくかということですが、ねんりんピックは60歳以上の高齢者を中心とするスポーツ、文化、芸術や健康と福祉の総合的な祭典でございますが、大会期間中は世代を超えて全国から大勢の方が来静されることから、各会場に静岡茶や地場産品などを提供するもてなしコーナーを設置するなど、静岡らしいおもてなしを心がけ、皆様に気持ちよく喜んでいただける大会になるよう準備を進めております。リハーサル大会では、市民ボランティアや関係競技団体などの御協力を得て、円滑な運営を行うことができましたことから、この経験を生かし、万全な体制で準備に取り組んでまいります。
次に、介護保険料が月額3,600円ということで、大幅な増額になった理由、それから市民への説明はどうかということですが、保険料につきましては、国から示された算定方法により、第2期事業計画の利用実績などをもとに、今後3年間の介護給付費を適正に見込み、決定をいたしました。
ちなみに、他の政令市の保険料の状況を見てみますと、千葉市の3,780円から広島市の4,786円の範囲で、このうちのほとんどか4,000円を上回っております。
市民への周知としては、市広報紙及びホームページへの掲載を初め、出前講座などの説明会の開催及び納入通知書に同封するチラシなど、あらゆる機会や手段を通じて御理解をいただくよう努めてまいります。
次に、新たに創設される小規模多機能型居宅介護などの地域密着型サービスの整備状況でございますが、地域密着型サービスは、新たなサービスの小規模多機能型居宅介護が11事業所、夜間対応型訪問介護が3事業所の予定であり、グループホームや認知症対応型通所介護などの事業者と合わせておよそ130の事業者となります。なります。
次に、地域包括支援センターを委託する法人の選定についてのお尋ねですが、選定は在宅介護支援センターの事業実績のある法人の中から、地域包括支援センターの設置目的を達成できるか、運営に適した人を配置できるか、公平中立性を担保できるか、さらに日常生活圏域内に拠点の確保ができるかの4つの視点より評価をし、選定をいたしました。
次に、地域包括支援センターの公平中立性の確保についてでございますが、保健、医療、福祉の専門家及び被保険者で構成される地域包括支援センター運営協議会を設置し、各センターの事業活動をチェックし、必要に応じて是正、改正を求めるなど、公平中立性の確保に努めてまいります。
次に、療養型病床群についての取り扱いが大きく変わるが、介護保険制度に与える影響はどうかということですが、現在、国におきまして、平成24年度以降は介護保険の適用の病床については廃止して、有料老人ホームなどの特定施設及び老人保健施設へ転換することが検討されておりますが、現段階ではその動向に注視していきたいと考えております。
次に、障害者自立支援法に関して、障害程度区分認定審査会のあり方と、小規模授産所についてのお尋ねですが、障害程度区分認定等審査会には、障害者の保健福祉に関する学識経験を有する医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士のほか、障害当事者などに委員就任を依頼する予定でございます。委員数は40名で、審査会は介護保険制度の認定審査会と同様に、それぞれ5人の委員で構成される8つの合議体に分かれ、各合議体はおおむね月2回ほどの開催予定をしております。
また、小規模授産所の地域活動支援センターなど、新事業体系への移行につきましては、現在、施設基準などの詳細が示されていないため、今後、基準など諸条件が明らかになった段階で、関係段階との協議を重ね、慎重に対応してまいりたいと考えております。
最後になりますが、老人クラブへの支援についてのお尋ねですが、老人クラブは元気高齢者が健康で充実した高齢期を過ごせるよう、生きがいづくりの場として重要な役割を担っているものと認識しております。このため、より魅力ある老人クラブづくりを行えるよう、活動への側面支援や事務局の体制強化を図るための財政支援を引き続き行ってまいります。
以上でございます。
44 : ◯教育長(西条光洋君)
◯教育長(西条光洋君) スクールカウンセリング事業のお尋ねでございますけれども、まず初めに、事業の拡充によって、どのような効果が期待されるかについてでございますが、不登校やいじめ、問題行動等の背景にある児童生徒の心の問題に対応するため、4学級以上の中学校に月当たりスクールカウンセラーを16時間、教育相談員を48時間派遣し、教職員との連携の上、各学校の教育相談体制の充実を図っております。
来年度からはスクールカウンセラーの勤務時間数を月当たり4時間ふやし、増加分を小学校への対応に当ててまいります。これにより、小学校での相談活動の充実が図られ、小学生のさまざまな心の問題の解決に役立つとともに、中学校での生徒指導上の諸問題への予防としても効果があると考えております。
次に、小学校でスクールカウンセリング事業を推進するに当たり、どのような点に留意するかについてでございますけれども、中学校におけるスクールカウンセラーの業務としては、子供や保護者へのカウンセリングと教職員への助言、指導があります。小学校での勤務時間は月に4時間でございますので、日常、子供の相談相手になっている教職員への助言や指導を中心に行い、学校の相談機能を高めるよう留意してまいりたいと考えております。
以上でございます。
45 : ◯病院局長(永野 守君)
◯病院局長(永野 守君) 静岡病院の新東館の建設に係る御質問にお答えします。
現在の静岡病院の東館は、耐震性が低いため、平成17年度から平成21年度までの5カ年間の継続事業により、建てかえを進めてまいります。この建てかえに当たりましては、市民が欲しがる病院として、特色ある機能を備えた病院を目指しています。
まず、地域医療の充実を目標として、24時間対応の救急医療部門を整備拡充します。2点目としましては、心臓治療に重点を置き、循環器科と心臓血管外科が連携する東海一のハートセンターを目指します。また、3点目としまして、入院患者の療養環境の質を高めるため、施設設備の充実や個室を増床します。駐車場も96台から200台に拡大するなど、病院に来られる患者や家族の皆さんの利便を図ってまいります。
さらに、東館の建てかえと並行して、西館のリニューアルに着手し、平成21年度には最新設備と機能を備えた新しい静岡病院に生まれ変わることとなります。
医療を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況下にありますが、今後とも経営改善に取り組み、より一層、市民に選ばれる病院を目指してまいりたいと考えております。
以上でございます。
46 : ◯市民局長(河野正也君)
◯市民局長(河野正也君) まず最初に、美和地区への生涯学習施設の整備の経過と施設の概要についてお答えいたします。
美和地区は市街化調整区域でありますが、大規模団地開発等によりまして、近年、人口が急増しております。しかしながら、北部図書館や北部公民館の公共施設が安倍川を挟んで6キロ以上の遠隔地にあるという状況にあります。この状況に対しまして、地元地区住民の皆様から、平成16年9月議会に生涯学習センター、老人福祉センター、図書館などの複合施設建設の請願が出され、これが市議会で採択されましたことから、早期に建設を進めるものでございます。
現在の計画では、生涯学習センター的施設と図書館分館、市民サービスコーナーの複合施設を市営住宅安倍口団地内に建設し、建物総面積は約1,500平方メートル、対象人口は約1万5,000人であります。また、計画年度といたしましては、平成18年度に現地測量、19年度に基本設計、実施設計、20年度から21年度にかけまして建設工事を実施いたしまして、平成21年度の完成を予定しております。
次に、仮称静岡市立美術館の整備についての御質問にお答えいたします。
まず、なぜ今、市立美術館を整備するのか、また、どのような美術館を目指しているのかの御質問でございます。現在の静岡アートギャラリーは、可動壁や美術館仕様の空調、照明設備を備えた本格的なギャラリーとしてこれまで国内外の名作展など、数多くの企画展を開催し、市民の皆様に親しまれてまいりました。しかしながら、延べ床面積1,600平方メートルのうち、展示スペース800平方メートルという規模は、美術館として活用するには十分でなく、エントランスホールや展示スペースが狭隘なため、混雑時に来館者の待機場所がなく、また展示室で人と人が接触してしまうなど、支障を来しておりました。また、最大の難点は、天井高が2.5メートルと低く、各都市を巡回展示する企画展におきましても、図録に掲載されている有名作品の一部が本市では展示できないケースなどがあり、また昨年開催されました「エルミタージュ美術館名作展」におきましても、展示作品が限定されるなど、質の高い美術展の開催に支障が生じておりました。
こうした状況の中で、政令指定都市への移行を契機として、また、このたびの紺屋町再開発ビルの建設計画にあわせまして、市民が芸術文化に気軽に触れる機会の創出、魅力的な文化事業を多数開催していくための拠点を充実させる観点から、静岡アートギャラリーを発展的に廃止し、新たな美術館整備の可能性を検討してまいりました。
新しい美術館は、市民が日々の生活の中で気軽に芸術文化との触れ合いという、非日常的な体験ができるような空間をつくることで、芸術文化の振興はもとより、まちに潤いを与え、中心市街地のにぎわいの創出にも貢献できるような都市型美術館を目指していきたいと考えております。
次に、施設の概要、規模、運営等でございますが、施設面積は約3,000平方メートルを予定しております。来館者に満足していただけるような広いエントランスホール、天井が高く、ゆったりと鑑賞しやすい展示室、休憩ができるアメニティー的スペース等を盛り込んでいきたいと考えております。
また、静岡アートギャラリーには、大型作品搬入の専用口がなく、夜中にホテルの業務エレベーターを借用しての搬入を余儀なくされているため、専用エレベーターや搬入口、作業室を確保し、より安全で信頼の得られる美術品受け入れの環境づくりに努めるとともに、他の美術館との連携、情報の収集を図り、上質の企画展を誘致していきたいと考えております。
次に、サッカーのまち静岡としての意識を高めるための取り組みについてでございます。本市は清水エスパルスのホームタウンとして、また、全国高等学校サッカー選手権大会や小中学生の活躍でサッカーのまちとして全国から注目されております。また、Jリーグ創設に当たりましては、市民のサッカーに対する熱い思いが全国初の市民球団であります清水エスパルスを誕生させる原動力となりました。そして、この意識の高さは全国に先駆け、いち早く少年教育に力を入れ、指導者を育て、環境を整えることなどによって、培われるものと確信しております。
本市はこれらの土壌をもとに、サッカーをキーワードとしたまちづくりを進め、全国少年少女草サッカー大会や、サッカートークスタジアム等を実施するほか、国内外の代表チーム等の誘致などを行ってまいりました。
今後もサッカーのまち静岡の意識高揚を図るため、人づくり、まちづくり、交流の3つを柱に、市民と一体になったまちづくりを展開していきたいと考えております。
次に、日本平スタジアムへの大型映像装置の導入についての御質問にお答えいたします。
まず、設置までの経緯についてでございますが、日本平スタジアムで使用中の静止画面の電光表示板につきましては、設置から約10年が経過しており、老朽化に伴う故障の発生頻度も高く、今後の使用に耐えない状況となっております。また、他のJ1チームのほとんどのホームスタジアムでは、動画を表示することのできる大型映像装置が既に設置されております。
このため、本市におきましても、新たに大型映像装置を導入することにより、ファンサービスの向上を図ろうとするものでございます。
次に、設置後の集客力の向上についてでございますが、大型映像装置の導入に伴いまして、動画を表示することができるようになるため、特にJリーグの試合などでは、スタジアムならではのクラブ選手情報等の提供のほか、これまでにできなかったゴールシーンの再現など、さまざまな演出効果が可能となり、日本平スタジアムのグレードアップに寄与するものと考えております。
今後につきましては、これらの来場者が大いに楽しめるサービスを展開することによりまして、清水エスパルスの試合を初めとし、多くのサッカーファンが訪れていただけるものと期待しております。
次に、試合等がない場合の活用方法についてでございますが、試合等の利用のない場合の活用につきましては、残念ながら、今回のワールドカップドイツ大会には間に合わせることができませんでしたが、2010年南アフリカ大会におきますアジア地区予選や本大会、あるいはJリーグのアウェーゲーム等が大型映像装置によりまして、中継放映できるため、スタジアムにおいて映像を通した観戦や応援なども可能になると考えております。
次に、日本平動物園の整備についてお答えいたします。
まず、全盛期の入園者数と現在の状況についてでございますが、日本平動物園の入園者数は、昭和44年8月の開園から昭和61年度までは年間70万人前後で推移しておりましたが、その後少子化やレジャーの多様化及び施設の老朽化等の影響を受けまして、入園者数は少しずつ減少し、平成10年度に初めて50万人を割り込み、現在は約45万人となっております。
次に、展望園地整備に係る経緯と整備内容、また今後の取り組みについてでございますが、平成9年度に策定した日本平動物園新整備基本計画の中で、動物園南側の山頂に位置します爬虫類館及びその周辺は展望を重視した整備を行うと計画されており、展望園地を拡張整備するため、平成14年度に公共用地取得事業会計によりまして用地を取得いたしました。今回の展望園地整備につきましては、芝生広場を初め、多目的トイレ、休憩施設の設置、地下調整池の整備等を行う計画となっております。
今後の取り組みにつきましては、老朽化の進んだ動物の展示室等を中心に、見せ方の工夫を取り入れた来園者により楽しんでいただけるリニューアルを進めていきたいと考えております。
以上でございます。
47 : ◯教育次長(村田信一君)
◯教育次長(村田信一君) 公民館と学校給食に関する御質問にお答えいたします。
まず、18年度における公民館の整備計画についてでございますが、駿河区の長田公民館につきましては、耐震補強工事を実施するとともに、トイレの改修などを行い、利用者の利便性の向上を図ってまいります。清水区におきましては、1地区1公民館構想を推進してまいりましたが、唯一、未設置地区でありました入江地区に清水入江公民館を新設し、平成18年12月の供用開始を予定しております。また、清水庵原公民館は老朽化に伴う建てかえ工事を実施し、平成19年3月の完成を予定をしております。
次に、仮称第五学校給食センターの進捗状況についてでございますが、仮称第五学校給食センターは、老朽化した南部、東部学校給食センターの建てかえに備え、平成17、18年度の継続事業で、駿河区中吉田に建設中であります。市街地センターとしては初のドライ方式を取り入れた1日当たり1万食規模の学校給食センターで、平成19年4月の供用開始を目指しております。
平成18年3月末には基礎工事部分が完了予定で、進捗率は約9%となる見込みでございます。
次に、南部学校給食センターの建てかえの取り組みについてでございますが、南部学校給食センターは昭和45年の建設で、35年以上経過しているため、老朽化及び耐震化の観点から、建てかえの必要性があるものと考えております。今後は南部学校給食センターを初め、老朽化した給食センターの建てかえにつきましては、PFI事業等の民間ノウハウの活用も視野に入れ、整備を進めていきたいと考えております。
次に、市全体の整備計画についてでございますが、検討委員会からセンター方式を視野に入れ、整備を進めていくこと。ただし、整備に当たっては、できるだけ単独調理方式のよさを生かし、地域性について考慮することとの提言をいただいておりますので、これらを尊重しながら検討をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
48 : ◯総務局長(松村英俊君)
◯総務局長(松村英俊君) 仮称蒲原地区市民センターの建設事業に係る基本構想策定が総合計画の第1期実施計画に盛り込まれた理由、そしてその構想策定に向けての取り組みという御質問でございますが、仮称蒲原地区市民センターの建設につきましては、文化センターの改築ということで、蒲原町との合併建設計画に登載をされているところでございます。また、町からの強い要望もございまして、老朽化している文化センター、これは昭和45年に開館をしておりますが、それの改築を行うとともに、同じく老朽化しております町役場、これは昭和36年建設ということでございます。その防災機能等を含めた複合施設として、計画どおり整備する必要があるということでございまして、そのようなことから、基本構想の策定を第1期実施計画に盛り込んだところでございます。
現在、蒲原町の方から、複合施設の内容とか機能等に係る要望が出されておりますので、関係課の意見集約をもとに、町との協議を進めているところでございます。
今後も合併までの限られた期間しかございませんが、その中で町との協議を積極的に行い、できる限り町の要望に配慮するとともに、合併後、基本構想が早期に策定できるように努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。