令和2年12月定例会総務委員会
2020年12月15日
質問内容
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:2020/12/15
会派名:自民改革会議
○佐地委員
一問一答方式でお願いします。1点だけです。
総合計画の関係で静岡県の新ビジョン評価書案の193ページ、コミュニティ施設整備費助成についてお伺いします。
今議会の中でも熱海市からコミュニティー施設の整備についての陳情が出ております。この事業については各市町からも御要請があることは承知しておるんですが、まず1点目に伺いたいのが今年度どのような形でこの助成金を活用したか教えてください。
○鈴木地域振興課長
コミュニティ施設整備事業でございますけれども、それぞれ地域の集会所の整備は基本的には新設と建て直しという要望があるところに対して、市町を通じて県が助成する形をとっております。
○佐地委員
分かっている。よく分かっている。そうではなくて、今年度その予算をどういう形で使ってどこで何を作ったのか、具体的な話を教えてほしい。
○鈴木地域振興課長
今年度当初予算としては、4100万円になってございます。当初の計画では県からの補助額が1か所400万円でありますので11か所程度の予定だったと思いますが、今年度の具体的な助成先市町の最新情報を今手元に持ってございませんので、後ほどまたお答えいたします。よろしくお願いします。
○佐地委員
この間の新聞報道の中で市町の団体ですか、市長会からこの制度に併せて今度はコロナ禍なので、感染、防災関係の設備のことも含めてこのコミュニティ施設整備費助成を活用したいという要請があったと記憶しております。
この2点で僕が気になっているのは、1つはこのコミュニティー施設の助成を果たして県がやるべきものかどうかということです。各市町の町会施設に県が補助金を出してやる。本来市町が必要であればこの集会所の施設を造っていくべきであって、この大きな県の中で進めるものであるのかどうか。例えば10年後とか、いつまでも切りはないと思うんですけれど、僕の中ではいずれどこかで1つの区切りをつけるべきではないかと思っています。今回のコミュニティ施設整備費助成に併せて防災やコロナ関係という形でまた入れてしまうと、それはそれでどうかなと感じているわけです。静岡県の中では、国から国保の関係でそうした事業に適用できる交付金や例えば災害に対しては地震・津波対策等交付金とかを使って整備すればいいと思うんですけれども、市長会から要請があった内容についてどういう形で考えているのか教えてください。
○鈴木地域振興課長
市長会からの要望のお話でございますが、主に避難所機能を持つ集会所というか住民の方が集まる場所の整備については、危機管理部で新たな制度を検討していると伺っております。
避難所機能を持とうとする施設に関しては、これまで我々がずっと継続して助成してきております集会所の規模よりも、かなり大勢の方が集まり大きなものになろうかと想定してございます。
新たな需要があればそちらの補助制度を活用していただき、こちらの従来から行っているどちらかといえば小規模の地区集会所に関して、これから永遠にやっていくかどうかは、急に問われても今お答えできないのですが、いずれ建て替えしてもまた30年、40年たてばというサイクルになっていこうかという感じはしますので、そういうことも考えると、今後この制度の継続については考え直す時期がいずれくるのかなと考えております。
○佐地委員
これは、地域振興とか地域力を向上させるという意味では、非常に重要な内容の制度だとは思っているんです。ただ果たして市町がやるべきものではないのかな。今県の助成が制度として確立していることに対して否定はしないんですが、そういう形で県が進めていく政策の中で需要が非常にあるので必要なものだとは承知しています。それに対してどうなのということではないんですが、いずれにしても違う形で市町に対してやっていくものを今後考えていただきたいなと、1つの提案としてまた御検討頂きたいと思います。よろしくお願いします。